研修医の方へ
垂水中央病院・鹿児島大学病院老年病専門研修プログラム
ご挨拶
現在、日本の高齢化は急速に進行しつつあり、いわゆる団塊の世代が後期高齢者となることに伴う2025年問題も目前に迫っています。超高齢化社会に対し地域包括ケア体制が現在急ピッチに構築されつつありますが、そのリーダーとして、高齢者医療の専門家である老年病専攻医の果たすべき役割は飛躍的に増大していくものと予想されます。しかし、老年病専門医は全国で約1,500名、高齢化の進んだ鹿児島県ではわずか20名程度と少数で、現状ではその責務を果たすことはきわめて困難と言わざるを得ません。
鹿児島県の高齢者医療をリードする質の高い老年病専門医を育成するために、少子高齢化のまち垂水市(高齢化率40%)の市立病院である垂水市立医療センター垂水中央病院と、鹿児島県の老年病診療・教育・研究の中心である鹿児島大学病院が協力して、本研修プログラムを構築しました。両者は垂水市で高齢者を対象とした大規模コホート研究「垂水研究」を始めており、臨床研修のみではなくリサーチマインドを大事にしたプログラムになっています。これからの超高齢化社会を支える老年病専門医の資格を高齢化先進県の鹿児島で取得しませんか。多くの先生方の参加を心より期待しています。
プログラム責任者 竹中 俊宏
垂水市立医療センター垂水中央病院