学部生の方へ
教育担当より

堀添 善尚
令和5年度になり、堀添が教育担当、副教育担当を窪薗、毛利の2名で務めることとあいなりました。
COVID-19の流行も下火となりつつあり、昨年までの遠隔講義も対面が主体となっております。学生さんへの講義を引き受けてくださった先生方に、この場を借りて御礼申し上げます。ZOOMなどを用いた遠隔講義の選択肢も呈示させていただきましたが、ほとんど全ての先生方が対面の講義を希望されました。
常々、ミュージシャンのCDを聴くことと、ライブを体験することは大きな違いがあるように感じます。やはり、お互いの熱量を直に感じながら、リアルタイムに学ぶ喜びを交感することは、対面講義の醍醐味かつ必須要素のように思われます。
我々の学ぶ医学は概ね「実学」に分類されますが、患者さんやチーム医療のメンバーとともに医療を実践していかねばならないことを考えると、多分に哲学的な側面や文学的・芸術的な側面、「虚学」の要素を大いに含んでいると思います。
対面講義のみならず、ポリクリ・クリクラに関しても、患者さんと直に接することで、虚実混交の実臨床を体験できるよう工夫していきたいと考えています。学外実習を受け入れてくださっている関連病院の先生方には日常診療で非常にお忙しい中、実習の受け入れいただき、また日頃より学生教育にもご尽力頂きまして、心より感謝申し上げます。先生方の声のトーンやひたむきな姿勢、患者さんを見つめる視線、ひとつひとつ余すことなく学生さん達の学びに繋がっております。
これからも皆様方のご協力をいただきながら、有意義な実習・講義をすすめていくために、微力ではございますが教育担当として尽力してまいる所存でございます。今後とも御指導・御鞭撻のほど何卒宜しくお願い申し上げます。