鹿児島大学大学院 医歯学総合研究科 心臓血管・高血圧内科学

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Department of Cardiovascular Medicine and Hypertension, Graduate School of Medical and Dental Sciences, Kagoshima University

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留学の思い出

バックナンバー(2020年)

国内

1. 国立循環器病研究センター病院 心臓血管内科部門
鮫島光平

2018年4月から2020年3月までの2年間, 大阪府吹田市の国立循環器病研究センター心臓血管内科レジデントとして国内留学しておりました。同センターへの留学は, 鹿児島へ特に重症心不全に関する最先端とスタンダードを持ち帰ることが目標でした。多くの高名な先生方にご指導いただきながら日々の診療にあたり, 日本全国から集まったレジデント/専門修練医の同期・先輩方と切磋琢磨し知識・手技の習得を行いました。特にレジ同期の菊地先生・市原先生 (年齢順) は二人とも素晴らしい人間性をお持ちで, 公私両面で大変充実した日々を送ることができました。また皆様のおかげで2019年度のレジデントアウォード奨励賞もいただくことができました。

2020年から鹿児島医療センターに戻り診療にあたっております。私自身はまだまだ未熟ですが, 国立循環器病研究センターとのつながりを生かし鹿児島の循環器診療の一助となれれば幸甚です。

留学にご協力いただきました大石教授をはじめ医局の先生方には, この場を借りて感謝申し上げます。

また, 当医局は私のような若輩者でも留学に送り出してくれる進取の気風に富む医局です。本稿をご覧いただいた若手医師の先生方もどんどん留学し, 多くのことを学び鹿児島の循環器診療がますます発展していくことを願ってやみません。共に頑張っていきましょう。

2. 大阪大学医学部附属病院 循環器内科
山口 聡

2018年4月より2年間, 大阪大学で重症心不全診療について勉強をさせて頂きました。重症心不全患者の心臓移植申請から植込型左室補助人工心臓 (LVAD) の装着, また退院までの管理に携わらせて頂きました。これまでに診てきた主に高齢者の心不全に対する考え方と, 移植を見据えた心不全に対する考え方の違いから, 戸惑うことが多かったですが, 経験豊富な上級医や患者さん自身からたくさんのことを学ばせて頂きました。

鹿児島県のLVAD装着症例はまだ少数でありますが, 移植非適応症例への使用というDestination Therapy開始に向けた動きもあり, 将来はさらなるLVAD症例数の増加が予想されます。大阪で学んだことを少しでも鹿児島の医療に役立てることができるよう努力していきたいと思います。貴重な機会を与えてくださった大石教授をはじめ, 当教室のスタッフの皆さんには心より感謝申し上げます。