鹿児島大学大学院 医歯学総合研究科 心臓血管・高血圧内科学

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Department of Cardiovascular Medicine and Hypertension, Graduate School of Medical and Dental Sciences, Kagoshima University

教育について

研修医の方へ

留学の思い出

バックナンバー(2019年)

国内

1. 桜橋渡辺病院 不整脈科
二宮雄一

平成29年4月より2年間,大阪梅田にある桜橋渡辺病院でアブレーションを中心に勉強をさせていただきました。不整脈科部長井上耕一先生のもと,2年間で心臓カテーテルアブレーションの臨床研鑽(術者・助手合わせて600例)を積ませていただきました。また,国内学会(日循総会,不整脈学会)のみならず,国際学会(ESC,AHA)でも発表の機会をいただき,貴重な経験となりました。

私生活では,北摂(大阪北部)に住んでおりましたが,近くには万博公園など大きな公園も多く,生活環境が良いので家族も気に入ってくれました。そして,趣味のマラソンは神戸・大阪・京都3つのマラソンに参加し,完走することができました。今後も怪我なく続けていければと思っております。

平成31年4月より,鹿児島大学に戻り仕事をさせていただいております。大阪で経験させていただいたことを若い先生や鹿児島の不整脈患者さんに還元できるよう努力しております。留学の機会を与えて下さった大石教授をはじめとする医局の先生には心より御礼申し上げます。今後とも宜しくお願い申し上げます。

2. 京都大学大学院社会健康医学 薬剤疫学分野
川添 晋

平成29年4月から平成31年3月までの2年間,京都大学大学院社会健康医学 薬剤疫学分野に国内留学をさせて頂きました。

日本国内のレセプト情報,DPC情報などのビッグデータの取り扱いについて学ばせていただきました。億の単位のデータにプログラミングで挑むという,これまで経験したことのない世界にはじめは圧倒されましたが,何とかついていくことができたと思います。また,京都大学大学院の臨床研究者養成(MCR)コースにも入学し,疫学研究の手法について基礎から勉強し,専門職学位(社会健康医学修士)を取得いたしました。

その他,同教室の川上浩司教授のお手伝いとして,データベース構築のための全国の様々な自治体訪問もさせて頂きました。北はオホーツクの流氷が見える自治体から,南は石垣島まで,その他,東北や四国など様々な自治体を訪問し,データ提供に協力頂くための活動をさせて頂きました。

臨床でもなく基礎研究でもない,非常に風変わりな留学先であったと思いますが,本当に貴重な経験をさせて頂きました。法律家,起業家,システムエンジニアなど異色の方々と接し,その考え方に触れることができたのも大変勉強になりました。このような機会を与えてくださった大石教授をはじめ,ご支援頂きました医局の先生方に心より感謝を申し上げます。学んだことを少しでも鹿児島の医療に還元できるように頑張りますので,ご指導のほどよろしくお願いいたします。

3. 琉球大学大学院医学研究科 臨床薬理学
徳重明央

2016年4月から2019年3月までの3年間,琉球大学 臨床研究教育管理学講座に留学させていただきました。沖縄に3年間もいるとすっかりウチナーンチュになり,今では鹿児島の時の流れについていけない状況です。前年度と同様にワークショップ,フェローシップ,医学生,大学院生の指導,多施設共同の臨床研究,治験,RCTなど仕事は継続しており,何とかデータ固定や解析,大学院生の論文投稿といくつか成果を出すことができました。植田教授のご厚意により,鹿児島に戻ってからも嘱託非常勤講師として籍を置かせていただき,携わった方のサポートを継続しております。

私生活では,1年目は家族で2年目以降は単身赴任しておりましたが,沖縄中を観光することができ充実した日々を送れました。

最後になりますが大石教授はじめ,様々な先生にご協力いただき,深謝致します。今後は学んだことを還元するため鹿児島で様々な取り組みを行っていこうと思いますので,引き続き御指導よろしくお願いいたします。