研修医の方へ
留学の思い出
バックナンバー(2016年)
国内
1. 桜橋渡辺病院
薗田 剛嗣
2015年4月から2016年3月までの1年間,大阪の桜橋渡辺病院へ留学させて頂きました。病院の概要は昨年紹介させて頂いたので,今回は省略します。
桜橋渡辺病院は循環器に特化した病院ですので,20名の内科医全てが循環器内科医です。経皮的冠動脈インターベンション (PCI) とカテーテルアブレーションを2本柱として診療を行っています。驚いたのが,時間外の緊急カテに看護師がつかないことで,医師4名と放射線技師1名,ME 1名で施行していました。放射線技師もコストカットのため当直をしておらず,急患のX線撮影は当直医が自前で行っていました。昔は当たり前だったのでしょうが,私にとっては軽いカルチャーショックでした。
自分が術者としてPCIを行う際には岡村篤徳先生について頂き,きめ細かくご指導頂きました。1年間でPCIは108例,下肢EVTも10例経験させて頂きました。CTOやRotablatorの術者としての症例はわずかでしたが,助手として岡村先生の手技を目の当たりにできたことは,何にも代えがたい経験でした。岡村先生の出張PCIにも同行させて頂き,大阪府内のみならず京都 (市内や舞鶴) ,愛媛 (宇和島) ,福井 (越前) へ行くことができました。
学会活動は岡村先生の代名詞である3D wiringをテーマに,CCTでのポスター発表と日循近畿地方会の口演発表の機会を頂きました。他の先生方が国際学会への演題応募や論文執筆に勤しんでおられる中,研究活動の努力が足りなかったと反省しております。
臨床中心にはなってしまいましたが,とても充実した留学生活を送ることができました。留学の機会を与えて下さった大石教授をはじめ,ご支援頂きました医局の先生方には心より感謝申し上げます。今後ともご指導・ご鞭撻の程,宜しくお願い申し上げます。
2. 東京女子医科大学
吉村 あきの
平成27年4月から,平成28年2月の11ヶ月間,東京女子医大に勉強に行かせていただきました。
主に不整脈のデバイスやアブレーションを行っているカテーテル室で勉強させていただきました。心内心電図の読み方からデバイスのフォロー・入れ方まで,反省することがたくさんあり大変勉強になりました。先天性心疾患のアブレーションやリード抜去など,様々な最先端の技術を見せていただきました。また,これから出てくるであろうリードレスペースメーカーや最近始まったSICDなど日本での最新のデバイスも見せていただくことができました。
3月からは,鹿児島市立病院勤務となっております。少しずつでも,鹿児島のお役に立ちご恩返しができるよう精進していきたいと思います。まだまだ若輩者であり,しばらく不整脈漬けの日々が続きましたので,日常臨床においてご迷惑をおかけすることも多々あるかと思いますが,今後ともご指導いただければ幸いです。