研修医の方へ
留学生便り
バックナンバー(2021年)
国内
1. 小倉記念病院 循環器内科
田端宏之
皆さまご無沙汰しております。2012年入局の田端宏之です。
大石教授と小倉記念病院白井伸一先生のご縁より2020年4月より福岡県北九州市にあります小倉記念病院へTAVI,MitraClipを代表とするSHD (Stractual Heart Disease) を中心とした国内留学の機会をいただき,2年目に突入いたしました。
既定の条件に達しましたため本年度より小倉記念病院にてPCIをさせていただく機会をいただいており,PCIについても改めて勉強させていただいております。
当院の2020年の経カテーテル大動脈弁置換術 (TAVI) は285件と2019年を上回る症例数でした。2021年もさらに上回る件数のTAVIが実施されており,たくさんの症例に携わらせていただき,勉強させていただいております。2021年10月にはTAVI累計1500例を達成しました。また9月よりTAVIのオペレーターの機会をいただいております。
2020年のMitraClip®は67件で2021年はそれを上回るペースで実施されており,多くの症例に関わる機会をいただき勉強させていただいております。
医局は京都大学医局の先生方に加え,他大学医局 (札幌医科大学,滋賀医科大学など) からも国内留学されておられる先生方が多数おられ,切磋琢磨しつつ助け合いながら診療にあたっております。
私生活ではCOVID-19の影響が続いておりますが,感染対策やソーシャルディスタンスをしっかり取ったうえで北九州市内の公園に子どもたちを連れて出かけています。
最後になりますが,貴重な機会を与えていただきました大石教授をはじめ医局員の皆様に深く感謝申し上げます。留学を終え,鹿児島に戻った際には小倉記念病院で学んだ医療を少しでも多く鹿児島の先生方,また患者さんへ還元できればと考えております。今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
2. 済生会熊本病院 循環器内科
吉村あきの
みなさま,ご無沙汰しております。2008年入局の吉村です。
私は2021年4月より,済生会熊本病院 循環器内科で学ばせていただいております。コロナ禍で,知り合いもいない熊本に身一つで飛び込み,怒涛の半年が過ぎました。
せっかくの機会ですので,私の状態をお知らせしたいと思います。私は済生会の循環器内科の中でも,不整脈チームを中心に勉強させていただいております。済生会熊本の不整脈班は弘前大学前教授の奥村先生を頂点とするチームです。奥村先生は御歳70を迎えようとされておりますが,まだまだ精力的に研究もされ,不整脈が専門でなくとも,ご存知の先生も多いのではないでしょうか。もちろん外来や,アブレーションにも参加されております。 (私の当直中に骨折をして来院され,2ヶ月ほどアブレーションができないというハプニングもありましたが・・・) 。桁違いにすごいかたなのですが,とても気さくで,診療や若手の指導を楽しんでおられる素敵な方です。
他の先生方からも分け隔てなくご指導いただき,実践力を身につけたいと思っていた私には願ったりかなったりの状況で学んでおります。突然アブレーションを一人でさせられ,おろおろしたりもしますが,優秀なMEさん達に助けられながら,なんとか肺静脈隔離を完成させた時には,感慨深いものがありました (もちろん,そっと後ろで皆さん見守ってくださっていたのですが) 。
当院の循環器の他分野も,精力的に活動しております。Structureも多く,ASD closerは先日200件をこえ,TAVIも指導施設に認定されたとのことでした。残念ながら心移植等は行っておりませんが,救急も積極的にとっている影響でImpellaの症例も多く,かと思えば,ご高齢の心不全もいますから,症例のバラエティーは豊かです。当直中はこれらの症例に対処しなければいけませんので緊張しますが,レジデントの先生方は満遍なくいろんな症例を経験でき,生き生きと学んでいらっしゃいます。
カンファレンスもレジデントであろうと発言が許されており,皆自由で,自己主張しながらのびのびと仕事をされています。
私生活はというと,コロナ禍なこともあり,半年間鹿児島にすら帰らずに,熊本にこもっております。が,阿蘇や天草にドライブしたり,近所の水前寺公園に散歩に出かけたり,密にならないところでふらふらっと行けるところも多く,まだまだ行きたいところが満載です。コロナ禍がおちつき,熊本にいらっしゃった折には,お声がけくださいませ。
最後になりましたが,忙しくも楽しいと感じられる毎日を過ごせているのは,このような機会を作ってくださった大石教授を始め,不整脈班の先生方,今回背中を押してくださった先生方や,心配してくださった先生方,みなさまのおかげです。本当にありがとうございました。一人一人にお礼を言いたいところですが,ひとまずこの紙面でお礼をさせていただきたいと思います。
現在は不整脈診療において一人前になることに必死な状況ですが,恵まれた環境を与えていただいたことに感謝しながら,少しずつ,研究にも手をのばし,いつか鹿児島でお世話になった先生方や,患者さんの力になれる日を夢見て,研鑽を積んでいきたいと思います。
3. 国立循環器病研究センター 心臓血管内科部門 不整脈科
榎園 圭
いつも大変お世話になっております。2017年度入局の榎園圭と申します。2021年4月より,国立循環器病研究センター心臓血管内科・不整脈科の専門修練医として学ぶ機会をいただきました。前年まで鎌田博之先生が同じく専門修練医として勤務されていたこともあり,科の雰囲気にすんなりと溶け込むことができました。また,COVID-19の影響であまり出歩けませんが,学生時代に過ごした大阪に戻ってきて,何か懐かしく感じております。
当院は2019年7月より現在の吹田市岸部にあります新病院へと移転し,JR岸辺駅や商業施設・ホテルと直結しております。また,大阪の中心地へのアクセスも良く環境的にも恵まれております。
当院ですが日本国内でも有数の症例数を誇る,循環器疾患に特化した病院であり,循環器内科医だけで約120名が在籍しております。不整脈科では草野研吾先生をはじめとして,スタッフ13名と専門修練医5名の18名が日々診療にあたっております。今年もCOVID-19が蔓延しておりますが,不整脈科では10月末現在で例年通りの症例数を見込んでおります (アブレーション:700例以上,デバイス:600例以上) 。
国循に赴任して約7か月が経過しましたが,アブレーションではPSVT・AFLをはじめとしてAF・PVC・VTなどの治療にあたらせていただいております。LVADが留置された患者のVTアブレーションや,心移植後のVT/VFアブレーションなど珍しい症例もみることができ,貴重な経験を積ませていただいております。デバイスでもペースメーカーやICD・CRT-Dをはじめ,リード抜去も多数行っており,非常に勉強になります。
大石教授をはじめとして,不整脈科の先生方,医局の先生方には国内留学という貴重な経験を与えていただき,たいへん感謝をしております。残り約1年半となりましたが,臨床と研究を両立させ,少しでも多くのことを学んでいきたいと考えております。今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。