研修医の方へ
留学生便り
バックナンバー(2020年)
国内
1. 桜橋渡辺病院 循環器内科
吉元一成
いつも大変お世話になっております。2010年入局の吉元一成と申します。
大石教授が在籍されていたご縁からお話しを頂き,2019年4月より大阪梅田にあります桜橋渡辺病院へアブレーションを中心とした勉強をさせて頂き,今年で2年目となりました。
今年はコロナウイルスの流行に伴い,大幅に入院患者の制限,待機的なPCIやアブレーションは一時中止となり,発熱患者の救急対応に追われる日々となりました。しかし,それでも2020年1月~10月末現時点においてアブレーション件数は569例と症例数は豊富であり,昨年同様に心房細動に対する肺静脈隔離に加え,stepwise approachとされるlinear ablation (左房後壁隔離など) を目の前で学ばせていただいております。
また各学会はweb開催や中止となる中で,井上先生のご指導の下,当院での心房細動に関するアブレーションの膨大なデータを解析させて頂き,研究面において精進する日々です。
当初単身赴任で多々不安はございましたが,“住めば都”とは本当の事で,周囲の温かく見守ってくださる先生方・優秀なMEさんなどのコメディカルの方々・患者さんに支えられ,あっという間に2年間が過ぎようとしておりとても寂しい限りです。
最後になりますが,貴重な機会を与えて頂きました大石教授をはじめ医局員の皆様に深く感謝申し上げます。医局員の先生方,鹿児島の患者さんへ還元できるように,残りの日々を精進して参りますので,今後とも何卒よろしくお願いいたします。
2. 国立循環器病研究センター 心臓血管内科部門 不整脈科
鎌田博之
皆様,ご無沙汰しております。2015年度入局の鎌田博之です。2019年4月より国立循環器病研究センター不整脈科の専門修練医として国内留学の機会をいただいております。大阪へ来て早くも1年半が過ぎ,日々最先端の医療を学べる環境の中で過ごせることを大変感謝しております。皆さまご承知の通りCOVID-19の影響にて,特に4月5月は業務の縮小がありましたが,その後はほぼ通常通りの業務となっております。
不整脈科は,ボスの草野研吾先生を中心に12名のスタッフ,専門修練医6名の計18名と大所帯で,豊富な症例 (2019年アブレーションは約730件,デバイスは約650件) で臨床経験が積めることはもとより,豊富なカンファレンスと勉強会,研究も盛んに行われており,学びを休む暇はありません。アブレーション,デバイス共に毎日行われ,当院にある9つあるカテーテル室のうち,アブレーションは2室で,デバイスはハイブリット手術室で行なっており,本年はCOVID-19の影響はありましたが,前年よりも症例数は多いペースで,大変忙しい日々を送っております。1年半経過し,アブレーションは,心房細動,心房頻拍,心室頻拍を中心に,またデバイスも主にCRT-D,リード抜去のオペレーターとして経験を積んでおります。また,国内学会に加え,国際学会,ESCでの口述発表の機会もいただきました。
留学生活も残り少なくなってきておりますが,国循で勉強できる残りの時間を大事に日々精進してきたいと考えております。
大石教授をはじめとする医局の先生には貴重な勉強の機会をいただいていることに大変感謝しております。少しでも多くのことを勉強し,鹿児島の医療に貢献できるようますます頑張っていきたいと考えております。今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
3. 大阪国際がんセンター 腫瘍循環器科
鎌田梨沙
皆様,ご無沙汰しております。平成28年度入局の鎌田梨沙と申します。2019年4月より大阪国際がんセンター腫瘍循環器科での勉強の機会をいただき,2020年度で留学2年目となりました。
大阪国際がんセンターは病院・研究所・がん対策センターの3本柱のもとでがん医療に特化しており,多数のがん診療科で構成されています。腫瘍循環器科は,患者様にがん治療を継続・完遂いただくことを目標に,がん治療関連の心筋炎,心機能障害,血栓症の治療や,周術期の循環器サポートなどを行っております。当科はがん診療科と連携し臨床研究にも多数取り組んでおります。指導医の先生方の手厚いご指導のもと,肺がん患者に使用されるチロシンキナーゼ阻害薬であるオシメルチニブに関連した心血管有害事象に関する臨床研究に携わらせていただきました。研究内容は本年3月JACC Cardio-Oncologyに掲載され,大変貴重な経験となりました。
昨今がん治療が目覚ましく発展を遂げる中で,心血管に与える影響に関しては不明な点が多く残されており,疑問を追求していく先生方の姿勢から多くのことを教えていただきました。大阪国際がんセンターの皆様には,熱心なご指導をいただき心より感謝しております。
最後になりましたが,このような貴重な勉強の機会を与えてくださり,大石教授をはじめ医局員の皆様方に深く感謝申し上げます。微力ながら,大阪で学ばせていただいたことを少しでも多く鹿児島の医療に還元し,貢献できるよう努めて参りますので,皆様今後ともご指導ご鞭撻の程を何卒よろしくお願いいたします。
4. 大阪大学医学部附属病院 循環器内科
小島聡子
2009年入局の小島 聡子と申します。2020年4月より大阪大学医学部附属病院循環器内科でお世話になっております。阪大では6年前より重症心不全・移植専攻医育成プログラムが設けられており,このプログラムコースにて修練を積んでおります。
阪大循環器内科の病棟は心不全の他4部門 (虚血,不整脈,SHD,ACHD) で構成されていますが,病床の殆どを心不全患者で占めております。赴任した当初は左心補助人工心臓 (LVAD) 装着した方が何人もスタスタと廊下を歩いておられびっくりしましたが,すっかり見慣れた光景となり,むしろLVAD入っているから安心といった心境になっています…。強心薬点滴のままで心移植待機する方も稀では無く,1年以上ともなる長い病院生活を頑張っておられる方もいます。あまりにも違う世界に入り込んでしまい,真のストラテジーを理解するには時間を要しました。またAsystoleが2ヵ月続いた劇症型心筋炎の患者さんの担当となり,症例を通じて心臓血管外科の先生方とも近くさせて頂きました。PCPS 2台使用して右室と左室を補助するような循環管理システムもはじめて経験し大変勉強になりました。体外式VADまでつなぐことができず残念な結果とはなりましたが,心に刻まれる症例でした。またICU Drとしての勤務もさせて頂きLVAD装着術直後や心臓移植直後の管理を行うことでLVAD装着前から移植後まで一連の流れを洩らすことなく自分の目で確かめることができたことは非常に大きかったです。
COVID-19の影響で4月からの大阪生活は混乱から始まりましたが,今少し落ち着きを取り戻してきております。私が住んでいる地域は千里中央駅に近く利便性に優れているのですが,その良さを活用できぬまま今に至っております。
最後にはなりますが,このような貴重な勉強の機会を与えて頂きました大石教授をはじめ医局員の先生方に深く感謝申し上げます。また,この留学期間を支えて頂いております窪薗先生をはじめ心不全グループの先生方にも感謝申し上げます。鹿児島に戻った際には微力ながら勉強できたことを診療に役立ていけるよう尽力していく次第です。 残りの時間もせいいっぱい頑張ります。
5. 小倉記念病院 循環器内科
田端宏之
皆さま,ご無沙汰しております。2012年入局の田端宏之です。
大石教授と小倉記念病院白井伸一先生のご縁より2020年4月より福岡県北九州市にあります小倉記念病院へTAVI,MitraClipを代表とするSHD (Stractual Heart Disease) を中心とした国内留学の機会をいただきました。
当院はPCI件数も年間1800件以上ありますが,2019年の経カテーテル大動脈弁置換術 (TAVI) は268件と症例数は豊富です。2020年はCOVID-19による影響で入院患者さんの減少がありますが,TAVIの件数は減少しておらず2020年も多くのTAVIが実施されており,たくさんの症例を目の前で勉強させていただいております。
学会発表,論文作成もとても盛んにおこなわれており,10年目未満の先生方のモチベーションも非常に高く,たくさんの学会発表,原著論文の作成,case reportの作成を行っており,私自身も刺激を受け,白井先生のご指導のもと精進しております。
医局は京都大学医局の先生方に加え,他大学医局(岡山大学,福井大学,滋賀医科大学など)からも国内留学されておられる先生方が多数おられ,切磋琢磨しつつ助け合いながら診療にあたっております。
私生活ではCOVID-19の影響で赴任当初は自粛生活を送っておりました。北九州市は政令指定都市ですが,緑も多く大きな公園などもたくさんあります。緊急事態宣言解除後は感染対策をとりながら子供を連れて公園にでかけています。
最後になりますが,貴重な機会を与えていただきました大石教授をはじめ医局員の皆様に深く感謝申し上げます。留学を終え,鹿児島に戻った際には小倉記念病院で学んだ医療を少しでも多く鹿児島の先生方,また患者さんへ還元できればと考えております。今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。