鹿児島大学大学院 医歯学総合研究科 心臓血管・高血圧内科学

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Department of Cardiovascular Medicine and Hypertension, Graduate School of Medical and Dental Sciences, Kagoshima University

診療について

医療関係者様へ:当科が専門的に行っている疾患・治療

医療関係者様向け

弁膜症

心臓弁膜症には大動脈弁、僧帽弁、三尖弁、肺動脈弁の狭窄、逆流があり、病状の進行とともに心負荷が増大し、心拡大や心肥大、心ポンプ機能低下、最終的には心不全に至る、我が国でも年々増加している心臓疾患です。聴診にて雑音が聴こえたら弁膜症が疑われますので、対応に迷われるようでしたら、お気軽にご相談いただければと思います。当科外来では最新の超音波機器にて弁膜症の原因、重症度、治療方針決定を行い、貴院での診療のお役に立てればと思います。

また弁膜症治療に関しても、当院心臓血管外科と連携して手術検討を行い、術前検査、手術、術後リハビリ後に貴院へお返しすることになります。2018年4月より経カテーテル的大動脈弁置換術(TAVI)も当施設で可能になりました。これまで症候性大動脈弁狭窄症で手術適応はあっても、高齢者、合併症などで手術リスクが高い患者には精査の上TAVI適応があれば治療の道が開けることになります。

※下記のような患者さんがいらっしゃればご紹介いただければと思います。

◎心雑音がある患者さん

  • 息切れなど自覚症状、レントゲン写真で心拡大、心電図異常などある場合
  • 症状などなくても心雑音の原因をはっきりさせたい場合

◎弁膜症があるけれど、その対応を相談されたい患者さん

  • 重症度や今後の治療方針、手術適応や手術のタイミングをはっきりさせたい場合
  • 高齢や併存疾患が多い症候性の重症大動脈弁狭窄症患者さん(TAVIの検討)

◎その他の弁膜症でご相談されたい患者さん