研究:研究グループ
不整脈グループ
メンバー紹介
左から、吉村あきの、(入來泰久)
当院の症例数を心房細動のカテーテルアブレーションを始めた2005年からのデータで示します。
青がカテーテルアブレーション、赤がそのうちの心房細動、緑が除細動器やペースメーカーなどのデバイス植え込みです。カテーテルアブレーションは、新型コロナウイルス感染症の影響もほぼみられず、おかげさまで例年とほぼ変わりない件数を実施できております。近年はアブレーションのほとんどを心房細動がしめておりますが、当院の特徴としては、心不全合併症例が多いことになります。
また、例年になく昨年はデバイスが多い一年となりました。当院では植え込み型除細動器(両室ペーシング機能付きを含む)が多い傾向がありますが、昨年度はペースメーカーの件数も増加しました。周囲の先生方や救急部からの連携があってこその件数となっております。遠隔モニタリング管理の強化等、より安全な管理を目指す所存です。
今年は不整脈専門医2名のみの、ややマンパワーに欠ける布陣となっておりますが、他の班の力を借りながら地道に診療を行なっております。
グループ研究内容
- 心房細動患者の認知症予防に関する研究-脳血管障害・血管内皮機能との関連-
- 心房細動に対するクライオアブレーション周術期における直接トロンビン阻害薬とXa阻害薬の有効性・安全性の比較
- 心エコー上の左房strainと心房細動アブレーション後再発との関連
- CAVIと心房細動アブレーション後心房リモデリングとの関連
- カテーテルアブレーション時の心房中隔穿刺による中隔穿孔残存に関する検討
- 心房細動症例における洞調律時と心房細動時の心内電位の検討
- 心室期外収縮に対するアブレーション時の心内電位の検討
- ウツタインデータを用いた火山灰が院外心停止に及ぼす影響
- 健診データ解析(禁煙後の体重増加と高血圧発症リスクとの関係、腹囲増加と高血圧発症リスクとの関係の性差等)