研究:研究グループ
心エコー グループ
メンバー紹介
左より 濱元裕喜、川添真理子、内山洋太、田島亜佳里、堀添善尚
心エコーグループは、現在は私(堀添)、濱元先生、そして2022年度から内山洋太先生、田島亜佳里先生、また2024年度からは川添真理子先生に加わっていただき活動しています。近年の超音波機器はベッドサイドで手軽に施行できる小型のものから、高度な評価、解析ができる高機能のものまで多彩(図1)になりましたが、心エコーグループはこれらを駆使して各グループと連携して、循環器疾患の診断、重症度評価、治療方針決定、治療効果判定にあたっています。さらに院内緊急エコーへの対応、術中経食道エコーなど他科からの依頼にも対応できるよう、超音波検査技師と連携して診療にあたっています。
循環器疾患のうち弁膜症、成人先天性心疾患(ACHD)の分野は当グループが担当しておりますが、SHD・弁膜症診療ではAS、MR、ASD、PFOの診療件数の増加、さらにACHD関連の弁膜症診療件数(TOF術後のPRなど)が増えています(図2)。
ACHD診療では、その内科的治療、手術成績の向上に伴いほぼ9割の先天心患者が成人になるため、全国で毎年約1万人ずつ患者数が増加しています(図3)。当科でもそれらに対応すべく平成25年度よりACHD専門外来を開設して鹿児島県での先天性心疾患患者診療の確立をめざし大学病院を中心に県内の地域施設とも連携できるよう体制作りをすすめています。
さらに当グループ専門分野だけでなく循環器疾患全般において超音波検査をとおして他循環器グループの診療、さらには他科患者さんの診療に適切な情報を提供できるよう考えています。