鹿児島大学大学院 医歯学総合研究科 心臓血管・高血圧内科学

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Department of Cardiovascular Medicine and Hypertension, Graduate School of Medical and Dental Sciences, Kagoshima University

研究について

研究:研究グループ

心エコー グループ

2024年 心エコー グループのあゆみ

堀添善尚,内山洋太,田島亜佳里,濱元裕喜,川添真理子

今年もいろいろありました。MitraClip®・Amplatzer™ ASD occluder などのSHD診療は軌道に乗ってきており,ACHDの患者さんは日々増えてきています。エコーラボは濱元先生を筆頭に,田島先生・内山先生,澤田さん・寺岡さん・野口さん・湯之上さんといった,医師と技師の共闘体制で取り組んでいます。新たに東くん,中山くんといった若手の技師さんの仲間が加わりました。深い知識と高い技術が求められる我々のエコーラボで独り立ちするにはまだまだ時間が必要ですが,日進月歩,指導を受けながら頑張っています。

今年は増加する超音波検査室の業務軽減のため,「スクリーニングエコー」を導入しました。計測項目を簡略化し,短時間で検査をこなすための取り組みです。検査中に有意な異常所見があれば,フルスタディに変更するように取り決め,またスクリーニングエコーであっても取得画像は可能な限り減らさず,データベースとしての質も維持するように工夫しています。まだまだ軌道に乗ってはいませんが,効率的に検査を行うよう,今後もシステムのブラッシュアップを図っていく予定です。

濱元先生は,今年はスーパーイクメンとして育児中心の一年でした。医師である前に,父として立派に責務を果たしていて誇りに思います。威風堂々たる薩摩隼人に育て上げてくれると期待しています。そして,田島先生・内山先生の活躍は特筆に値します。濱元先生の分まで粉骨砕身,頑張ってくれました。弁膜症・SHD・ACHDなど多岐に渡る領域の診療を,自ら学ぶ姿勢で支えてくれました。彼らがエコーチームのメンバーとなってくれて,本当に感謝しかありません。10月からは川添真理子先生や新地秀也先生もエコーラボの業務に協力いただけるようになり,非常に助かっています。チームを気遣っていただいた医局長の窪田佳代子先生,病棟業務の負担を減らすなどして協力いただいた病棟医長の川添晋先生にも深く感謝したいと思います。

ACHD診療の重要度は今後,さらに増していきます。現在,日本全国の虚血性心疾患患者は90万人と言われていますが,CHD患者さんも90万人いらっしゃいます。この集団のピークは現在のところ小児領域サイドにありますが,10年~20年後には成人領域にピークがやってきます。我々のチームだけで,これらの患者さんを診療することは不可能ですので,かかりつけ医の先生方や地域の基幹病院の先生方と連携して診療していく体制を目指していかなければならないと考えています。

臨床に追いまくられて,研究がなかなか進捗できない一年ではありました。しかし,薩摩琵琶歌「金剛石」には「水は器にしたがひて,そのさまざまになりぬなり」とあります。これからも心エコーチームは,置かれた状況・要請に柔軟に対応し形を変えながら,優秀な技師さんたちとともに,超音波を駆使して循環器診療に貢献できるよう精進していく所存です。今後とも,ご指導・ご鞭撻のほど何卒よろしくお願いします。

文責:堀添善尚