鹿児島大学大学院 医歯学総合研究科 心臓血管・高血圧内科学

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Department of Cardiovascular Medicine and Hypertension, Graduate School of Medical and Dental Sciences, Kagoshima University

研究について

研究:研究グループ

心エコー グループ

2021年 心エコー グループのあゆみ

湯淺敏典,濱元裕喜,堀添善尚,安田久代

新型コロナ一色の2020年から, 2021年はウィズ コロナ体制のもとワクチンの普及もあり, 少しずつ日常をとりもどしつつあり, 医療の面でもまだまだ苦労の絶えない1年であったかと思います。2021年の当グループはメンバーも昨年同様のメンバーで稼働しておりました。

臨床面では, TAVIや術中のエコーも交代で対応し, 病棟・外来は弁膜症, ACHD患者さんを中心に診療しています。特に弁膜症診療においては本年度より心臓血管外科教授に就任された曽我先生がMICS (小切開心臓手術) をご専門に僧帽弁形成術をされ, 我々も手術に必要な情報を正確にお伝えすべく心エコー検査に従事しています。また本年10月に鹿児島大学病院 心血管病低侵襲治療センターの開設とともに, 僧帽弁逆流のカテーテル治療 (MitraClip®) , 心房中隔欠損や卵円孔開存のカテーテル治療 (AmplatzerTM septal occluder) , 経皮的左心耳閉鎖術 (WATCHMANTM) など鹿児島で治療可能になり, このようなSHDに対するカテーテル治療には専門的なエコー評価が必要であり, 堀添先生を中心にSHDエコー評価の修得をしています。ACHD診療では2013年ACHD専門外来開設以来, 小児科からの患者移行, 地域医からの紹介などで250名前後の定期診療を行っていますが, ファロ―四徴症術後患者65名, フォンタン術後患者35名の移行がすんでおり, 大学病院ACHD外来と地域中核施設・地域医が連携して診療体制作りができればと思います。

教育面では, 次世代の人材育成で当科新入局員, 救急部の若手医師のエコー実習, ポリクリ医学生に対してはハンズオンセミナーなど, 若手にエコー検査を習得できる場を提供できればと思います。

研究面では, 濱元先生の術前患者のDVTリスクに関する演題がESCに採択され, 現在は論文投稿中です。エコー技師さんらも宮田先生のご指導もと心機能を評価する新しいツールであるmyocardial workを用いて研究を開始しており, それぞれが研究心をもちながら臨床に励んでとてもよい雰囲気で, 大学病院エコー室として今後の発展につながればと思います。

これまでどおり毎週火曜にはエコーカンファをしており, 1週間の新患, 外来症例, SHD手技・心臓手術中エコーなどのエコー所見を技師さんらとともに検討する時間となっています。

これからも心エコーグループは超音波を駆使して循環器診療に貢献できるよう頑張っていく所存ですので, よろしくお願いします。

文責:湯淺敏典