研究:研究グループ
肺循環グループ
膠原病患者さんの診療をされる先生へ
膠原病の中でも、全身性エリテマトーデス、強皮症、混合性結合組織病、シェーグレン症候群などは肺高血圧を合併しやすい疾患とされています。非常に頻度が高いわけではありませんが、定期的に通院されている方が多く、早期発見の可能性があります。外来で年一回の心エコーや呼吸機能検査(肺拡散能を含む)をおすすめしておりますが、施行が難しい場合は年1回のスクリーニングで構いませんので当科にご紹介ください。また以下のどれかに該当する患者様がいらっしゃいましたらお気軽にご相談ください。
- 原因がはっきりしない労作時息切れや呼吸苦がある。
- BNPが持続的に上昇している。
- 心エコーで明らかな左室壁運動異常がなく、三尖弁逆流速度が2.6m/s以上。
- 呼吸機能検査で肺活量と比較して拡散能が低下している。
*一般開業医の先生むけのフローチャートもご参照ください。